株式会社GAJAD

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終活アドバイス

井尾先生の講演を聞いて

私たちの生活において、かかりつけ医は健康管理の中心的な存在です。風邪をひいたとき、慢性疾患の管理が必要なとき、あるいは定期的な健康チェックのとき、私たちはかかりつけ医に頼ります。

かかりつけ医の一般的な役割

まず、かかりつけ医の一般的な役割について考えてみましょう。かかりつけ医は、私たちの日常的な健康問題に対して第一線で対応してくれる医師です。風邪やインフルエンザの治療、高血圧や糖尿病といった慢性疾患の管理、そして定期的な健康診断など、私たちの健康を総合的にサポートしてくれます。また、かかりつけ医は患者一人ひとりの健康状態や生活環境をよく理解しているため、適切な治療やアドバイスを提供してくれます。

患者が考えるかかりつけ医

患者さんが考えているかかりつけ医とは、普段かかっている内科、整形外科などの先生を【かかりつけ医】と考えています。昔は自宅が開業場所、真夜中や日曜日のお休みの日もトントンとドアを叩けば対応してくれる・・・私の家は薬局でしたが、祖父はよく開局時間外に患者さんの為に対応していました。時代は変わり自宅と開業場所は別という先生が増えてきました。いつも体を見てもらってる先生、とても良い先生とは思いますが、その先生の病院に通院できることが条件ではありませんか?

通えなくなった時、【かかりつけ医】の先生は自宅に来てくれますか?

最期のかかりつけ医の役割

人生の最期において、かかりつけ医が担う最も重要な役割の一つに、死亡診断書の作成があります。これはまさに「人生の卒業証書」と言えるものであり、その内容を自分自身で確かめることはできません。なぜなら、その時あなたはこの世にいないからです。死亡診断書は、あなたの人生が正式に終わったことを証明し、残された家族が次のステップに進むために必要な書類です。

患者が亡くなった際に、迅速に駆けつけて正式な死亡診断書を作成することは、残された家族にとって大きな安心感をもたらします。これは単に法的手続きのためだけでなく、家族が悲しみに暮れる中で、手続きを円滑に進めるために必要不可欠なサポートです。いつも診てもらっている先生に人生の卒業証書を書いてもらいたいですよね。

実際のエピソード

ある日、私の知り合いのAさんが最期を迎えたとき、かかりつけ医であるB先生がすぐに駆けつけてくれました。B先生はAさんの健康状態を長年にわたって見守ってきたため、家族も信頼を寄せていました。B先生が来てくれたことで、Aさんの家族は少しの安心感を得ることができました。そして、必要な手続きを迅速に行うことで、家族は余計な心配をせずに故人を見送ることができました。

B先生は、Aさんが亡くなった後も家族に対して親身になって対応してくれました。遺族が抱える悲しみや不安に寄り添いながら、必要な手続きやアドバイスを提供し、家族が安心して次のステップに進むことができるようサポートしました。このような対応は、かかりつけ医が果たすべき重要な役割の一つであり、患者とその家族にとって大きな安心感をもたらします。

家族へのサポート

かかりつけ医が果たすべき役割は、単なる医療提供者としての枠を超えています。患者の生涯にわたって寄り添い、最期の時までしっかりとサポートすることが、真のかかりつけ医の姿です。死亡診断書の作成を通じて、家族に安心感を与え、遺族がスムーズに手続きを進められるよう支援することは、かかりつけ医に求められる大切な役割の一つです。

また、家族へのサポートも重要です。かかりつけ医は、患者の死後も家族に対して親身になって対応し、遺族が抱える悲しみや不安に寄り添います。必要な手続きやアドバイスを提供し、家族が安心して次のステップに進むことができるようサポートします。このような対応は、かかりつけ医が果たすべき重要な役割の一つであり、患者とその家族にとって大きな安心感をもたらします。

真のかかりつけ医の姿

私たちがかかりつけ医を選ぶ際には、日常の健康管理だけでなく、最期の時にも頼れる医師を選ぶことが重要です。かかりつけ医がいることで、私たちは安心して生活を送ることができます。かかりつけ医は、私たちの健康を守るだけでなく、人生の最期まで寄り添ってくれる存在です。人生の最期においても、かかりつけ医が迅速に駆けつけてくれることで、家族は安心して故人を見送ることができます。

最後に

かかりつけ医の存在は、私たちの健康と安心を支える重要な要素です。日常の健康管理から緊急時の対応、そして最期の時まで、かかりつけ医は私たちの人生に寄り添い、サポートしてくれます。特に、死亡診断書の作成を通じて、家族に安心感を与え、遺族がスムーズに手続きを進められるよう支援することは、かかりつけ医に求められる大切な役割の一つです。私たちがかかりつけ医を選ぶ際には、信頼できる医師を選び、長期的な関係を築くことが重要です。人生の最期まで寄り添ってくれるかかりつけ医がいることで、私たちは安心して生活を送ることができるのです。

日本はこれから団塊の世代が75歳を迎える時代になります。病院ベットの数は減り、施設に入っても救急車を呼ばれてしまって心臓マッサージでろっ骨が折れ、気管切開され?・・・そんな最期の姿は本人が望んでいた姿だったでしょうか?救急車を呼ぶということは助けてくれという意思表示なのでそうされて当たり前なのです。

穏やかに死を迎えるためには、「延命は不要」「痛みがあったら取ってほしい」など、希望をきちんと書いておくこと、死亡診断書を書いてくれる先生を確保しておくことなどが必要ですね。

井尾先生のお話は自宅で独居で孤独死がとても多いなど衝撃的で、でも現実問題として待ったなしで考えねばならないことばかりで、本当に勉強になりました。ありがとうございました。